"東京都港区西新橋2丁目24~31"を歩いて

私が働いている株式会社estieが東京都港区西新橋に移転してから約半年、飲食店巡りを兼ねて近くの道を歩き回っています。地名順にも見たところ、東京都港区西新橋2丁目23の次は、東京都港区西新橋2丁目32でした。そこには広い道があり、町を削ったのだろうと予想できます。この道は東京都道405号、地下には築地虎ノ門トンネルが通っています。

国土地理院地図でその場所を調べると、2014年には道が完成しています。そして2009年には区画が残っています。おそらく西(左)から東(右)へと、24番地から31番地があったのでしょう。

2014年の西新橋2丁目

2009年の西新橋2丁目

さらに遡って1987年~1990年の航空写真では、西新橋2丁目が道で分断される前の様子が見られます。

 

1990年頃の西新橋2丁目

Wikipedia情報ではありますが、1923年に帝都復興計画でこの都市計画道路が計画され、帝国議会によって廃止。また昭和10年代末に計画が復活し、太平洋戦争中には建物疎開が行われ、1945年に戦災復興都市計画で閣議決定。その後、用地買収が難航するも、1989年に立体道路制度によって再開、そして2014年3月29日に開通という、約100年の紆余曲折を経た道のようです*1

 

現状だけ見ると、虎ノ門ヒルズから日比谷神社の参道のようにも見えます。日比谷神社は現在の日比谷公園の場所にあったが、江戸城の拡張によって東新橋に、東海道線の敷設によって新橋4丁目に、そしてこの東京都道405号によって現在の位置に遷座しているようです。日比谷神社 - Wikipedia

2022年の西新橋2丁目(東新橋一丁目交差点から西方向)

2022年の西新橋2丁目(東新橋一丁目交差点から東方向)

 

さて、環状第2号線(築地-新橋)本線開通|東京都によれば、2022年の12月18日には環状第2号線(築地・新橋間)本線が開通し、これをもって環状第2号線の全線が開通となります。これに先立ち、都内在住者対象のウォーキングイベントが有るらしいので、参加してみてはいかがでしょうか。

環状第2号線(築地-新橋)開通記念イベント|東京都

*1:実際の道の形はそこまで紆余曲折ではない